温故知新??

先日造り上げたこのギター。

ツッコミどころ満載かと思いますが、こだわりどころを少々。

まず、ボディとネックなのですが、なんと、自宅に保管してあった80年代後半製のモノなのです。

ネックのシェイプは当時の薄めのUシェイプなのですが、指板のエッジとフレットの角を落として握りやすくしています。

塗装はオイルフィニッシュで個人的にはいつもの感触なのですが、どこか懐かしい感じに仕上がってます。

ボディは普通のSTタイプとは少し違う80年代を知る人ならばご存じであろうシェイプのモノです。(材はシナです)

1Vol. 1Toneだったのを2Vol. 1Toneに仕様を変えました。

ピックアップ切り替えのスイッチも今では滅多に見なくなったミニスイッチで切り替えます。

ピックアップは店で自分が作ったオリジナルの物を搭載しています。

ネックポジションにはマグネットにはアルニコ2を使い、コイルの巻き数を4,300と4,200と少な目に巻きました。

ブリッジポジションのものはアルニコ5マグネットでコイルの巻き数を5,500と5,300としました。

ワイヤーはポリゾールの42AWGです。

ネックポジションの物はあえて巻き数を少なくしたのですが、これが幸いしたのか、抜けの良い音に仕上がりました。

ブリッジポジションの物もはじめはアルニコ2マグネットで作ったのですが、

いざ組み立てた時にネックポジションとのバランスを取るときに少し弱く感じたのでアルニコ5にしました。

電装系のパーツにはCTS製のポットとSwitchcraftの#11ジャックを使いました。

配線材はBelden社の9272ケーブルをバラして使いました。(20AWG)

トレモロには信頼と実績のGOTOHのGE1996Tをボディにベタ付けしました。

バナナヘッドやロック式トレモロを使ったことで、アノ頃の雰囲気に浸れる1本なのですが、

あれから何十年も経過してきたなかで培ったものを色々と活かせたかな?と。

今後、自分が作る店の新モデルの基本となるギターになったかと思っています。

是非ご来店いただいて弾いてみてください!!

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